エックスサーバーもwpX Speedも、どちらもWordPressに強いレンタルサーバーですが、いまいち違いがわからないという方も多いです。
そこで、ここではエックスサーバーとwpX Speedの違い・共通点・口コミ評判・料金プランを徹底的に解説しています!
WordPressのレンタルサーバー選びに迷っている方、エックスサーバー・wpX Speedを検討している方は、ぜひご覧ください!
こちらもCHECK
-
大手レンタルサーバー5社を徹底比較!WordPressに一番強いサーバーはどれ?
続きを見る
-
おすすめの独自ドメイン取得サービス6選を徹底比較してみた!
続きを見る
目次
エックスサーバー(X server)とは?
エックスサーバーとは、レンタルサーバー業界のなかでもコストパフォーマンスと汎用性に優れたレンタルサーバーです。
特にWordPressの運営に強く、多くのWebサイト運営に利用されています。
ちなみにこのブログもエックスサーバーで運営していますよー!
Webサイト運営に必要な各種機能も充実しており、WordPress以外のCMSにも利用できるのが特徴ですね。
wpx Speedは何が違うの?
wpX Speedは、WordPressに特化したレンタルサーバーです。
エックスサーバーとの大きな違いは、wpX Speedの方がより速度が速いことですね。
また月額料金が定額ではなく、1時間単位で計算されることも特徴です。
各プランには支払い上限額が決まっているので、払いすぎることがないのも良いですね。
私がエックスサーバーを契約したときは、まだwpX Speedのサービスができる前だったので、もしあったらwpX Speedで契約してそうですね。
エックスサーバーとwpX Speedで共通するメリット
まずはエックスサーバーとwpX Speedで共通するメリットを見ていきましょう!
- WordPressを簡単にインストール
- 他社サーバーからの引っ越しが簡単
- 読み込み速度16倍以上のNVMe採用
- 独自SSL無料
- WAF無料対応
- マルチドメイン・サブドメイン無制限
- FTPアカウント無制限
- メールアカウント無制限
- 24時間365日の手厚いサポート
WordPressの簡単インストール
どちらもWordPressの簡単インストール機能がついています。
通常WordPressの導入には、難しいプログラミングの技術が必要になりますが、簡単インストールなら数回のクリックでWordPressが使えるようになります。
専門的な知識がない方や、操作が面倒な方にはとても嬉しい機能ですね。
もちろん簡単インストールしたWordPressは、通常のWordPressとまったく同じものなので、品質に問題ありませんよ!
他社サーバーからの簡単引っ越し機能
他社サーバーからの引っ越しとは、すでに他のレンタルサーバーで運営していたサイトを、エックスサーバー or wpX Speedのサーバーに切り替えることです。
これにも通常難しい作業が必要となりますが、簡単引っ越し機能を使えば、簡単な情報を入力するだけでサーバーの引っ越しができます。
簡単引っ越しに必要な情報は、サイトのURLやログインに必要なID・パスワードといった普段から利用しているものばかりです。
現在、他社のサーバーを利用している方も、ぜひエックスサーバーとwpX Speedを検討してみましょう!
読み込み速度が16倍以上になるNVMe
NVMeとは、Webサイトの読み込み速度を超高速化させるインターフェースです。
読み込み速度が上がると、サイト運営をスピーディに進められますし、閲覧者の離脱率・可読率の改善につながります。
そのため、読み込み速度の改善はSEOにも大きな影響を与えます。
エックスサーバーとwpX Speedには、全プランでNVMeが導入されているので、サイトの高速化に役立つでしょう。
独自SSL無料
エックスサーバーでも、wpX Speedでも独自SSLが無料で利用できます。
SSLとは、サイト情報を暗号化してセキュリティを高める機能です。
SSL化されたサイトのURLには「https://」のように「s」がつきます。
SSL化はセキュリティだけでなく、SEOにも効果があります。
さらにSSL化されているかどうかは、URLによって読者にもわかるようになっているので、読者へのポジティブイメージ向上にもつながります!
WAF無料対応
WAFとは、Webアプリケーションファイアウォールというセキュリティサービスです。
簡単な設定をするだけで、個人情報の漏洩やハッキングなどからWebサイトを守ることができます。
特に個人事業主・法人など商業利用するときは必須の機能になります。
レンタルサーバーによっては、セキュリティに脆弱性があり、不安定なものもあるので、WAFが無料で使えることは大きなメリットです!
マルチドメイン・サブドメイン無制限
マルチドメインとは、1つのレンタルサーバー契約で複数の独自ドメインを利用できる機能です。
一方サブドメインとは、1つの独自ドメインを親とした子ドメインのことです。
「〜〜.com」という独自ドメインなら「〜〜.com/〇〇」のように子ドメインを設定できます。
エックスサーバーとwpX Speedでは、マルチドメインとサブドメインが全プラン無制限で利用できます!
他のレンタルサーバーでは、上位プランにアップデートしないと無制限にならないことが多いので、コストパフォーマンスが良いですね。
FTPアカウント無制限
FTPアカウントとは、Webサイトのファイルをサーバーにアップロードできる機能です。
FTPアカウントを複数作成するメリットは、複数人でサイトを編集するときのセキュリティ管理にあります。
例えば、Webサイトのデザインだけ外部業者に委託する場合、サイトのファイルを編集しなくてはなりませんが、管理者と同じFTPアカウントを教えるのは怖いですね。
そこでデザイン編集用のFTPアカウントを作り、デザイン業務が終わったらアカウントを削除すると安全です。
このように複数人でサイト作成をするときに、FTPアカウントが役立ちます。
メールアカウント無制限
エックスサーバーもwpX Speedもメールアカウントが無制限で作成できます。
このメールアカウントは、独自ドメインのメールアドレスです。
つまり「〜〜@〇〇」の「〇〇」が独自ドメインになるということですね。
独自ドメインのメールアドレスは、事業のブランディングに効果があります。
また、メールアカウントを無制限で作れるので、「お問い合わせ用」・「注文用」などと用途で分けても良いですね。
24時間365日の手厚いサポート
どちらのレンタルサーバーも24時間365日サポートを受けることができます。
電話サポートだと時間が限られますが、メールサポートならいつでも対応してくれます。
他のレンタルサーバーだと、電話サポートが有料であることも多いのですが、エックスサーバーもwpX Speedも全プラン無料で利用できます!
エックスサーバーとwpX Speedで共通するデメリット
一方、両者に共通するデメリットもあります。
電話サポートがフリーダイヤルじゃない
エックスサーバーもwpX Speedも電話サポートがフリーダイヤルではありません。
つまり、電話サポートを受ける権利は無料でも、通話料はかかるということですね。
急ぎのトラブルでなければ、メールで問い合わせる方が無難でしょう。
また頻繁に電話サポートを受けたい場合は、携帯会社のかけ放題プランに加入することも検討してみましょう。
まずはエックスサーバーの評判・口コミ調べてみた
エックスサーバーの表示速度はやっぱり速いですね💨
PSIで計測したら結果
・モバイル表示:88
・パソコン表示:95WordPressブログをするなら、今でも間違いなく候補の1つと思います。
カード払いの自動更新なら月額1,000円で、そんな高くありませんし😆 pic.twitter.com/AZv5jmXkmN— ひーちゃん@webライター (@hichanblogger) May 4, 2020
何も考えずに、みんながおすすめしているワードプレス+お名前ドットコム+エックスサーバーのセットで申し込んだんだけど、
エックスサーバー別に割引とかないタイミングで普通に一年契約で1万6千円かかるのね結構しますやない
のんびり構えてないで、これを回収したい。目標決めてがんばろう
— 20代後半文系💁🏻♀️がウェブ系色々を学んでるよ【初心者】 (@v6OXmVi16rM0XYK) June 10, 2020
良い評判
エックスサーバーの良い評判は、10日間の無料お試し期間と、Webサイトの高速化が多く見られました!
10日間の無料お試し期間
エックスサーバーでは、全プランで10日間の無料お試し期間が利用できます。
どのくらい速いのか、どんな機能が使えるのか、10日間いろいろなプランを試してみるのも良いですね。
無料体験できるレンタルサーバーは少ないので、まずはお試しで使ってから検討したという方が多いです。
Webサイトの高速化が可能
サイトの高速化に関する評判が、最も多い評価でした。
実際にエックスサーバーを利用した方の多くが、サイトの速度に満足しています。
私もエックスサーバーの利用経験がありますが、サイトのコンテンツが増えても速度が落ちないこと印象的でした。
悪い評判
悪い評判では、利用料に関するもの・プランに関するものが多く見られました。
初期費用が高い
一番多かったのは、初期費用が高いという声です。
多くのレンタルサーバーが初期費用無料を売りにしているのに対し、エックスサーバーでは3,000円+月額料金がかかります。
トータルで見ればコスパが良いのですが、一度に支払う金額が多いのです。
最初にまとまった金額が用意できない場合は、毎月更新にすることがおすすめですね。
自動バックアップの復元が有料
エックスサーバーでは、サイト情報の自動バックアップが無料で利用できます。
ただし、バックアップした情報を復元するのは有料です。
バックアップ機能を使うのは実質有料になるということですね。
もしお金をかけたくない場合は、重要な変更をしたときだけ手動でコピペ保存すると良いでしょう。
プランの変更が柔軟にできない
エックスサーバーでプランを変更するには、変更日の1〜20日前までに申請しなくてはなりません。
リアルタイムでプラン変更できない点が、悪い評価につながっているようです。
しかし事前にこの仕組みを知っておけば、計画的にプラン変更すれば良いだけなので、大きなデメリットではありません。
wpx Speedのネット評判も調べてみた
かなり良さそうです。管理人も時間がある時に乗り換えようかな? / 1件のコメント https://t.co/w6Uozi5xCR “Xサーバーから、WordPress専用の超高速クラウド型レンタルサーバー「wpX Speed」発売です。初期費用なし、1ヶ月1,200円、安い。 | 気づけば・・・てんてんてん” https://t.co/61mKrgxCit
— とけい@相互フォロー (@kishitokei) September 27, 2019
昨日、"wpXクラウド"から"wpX Speed"に移行したサイトが、読み込み速度1秒くらい早くなりました!体感的にも明らかに早くなってるので、旧wpXを使っている場合は、早めにwpX Speedに移行した方が良いですよ~https://t.co/whEDUlUU1B
— himecas (姫キャス) (@himecas1017) December 28, 2019
良い評判
wpX Speedの良い評判は、料金システムとアクセス急増時の対応力の高さが多く見られました!
初期費用無料・時間単位の課金
wpX Speedは全プラン初期費用無料です!
初期費用無料にするために必要な条件もないので、かなり良心的ですね。
また月額料金が1時間単位の課金であることも特徴です。
つまり使った分だけ支払うシステムになります。
さらに各プランでは支払い上限が決まっているので、使いすぎて支払いが高額になることもありません!
オートスケール機能でアクセス急増に対応
オートスケール機能とは、アクセスが急増してサーバーが耐えきれなくなったときに、自動的に上位プランに移行する機能です。
一時的に支払い料金が増えますが、サーバーが落ちることがないという大きなメリットがあります。
リソース確保で安定性を確保
一般的なレンタルサーバーでは、利用者でリソースを共用しているので、他の利用者へのアクセスが増えると、他の利用者のリソースが圧迫されてしまうことがあります。
しかしwpX Speedなら、各利用者ごとにリソースの確保が保証されているので、他の利用者の影響を受けることがありません。
つまり契約したプランの機能を適切に利用できるということですね。
毎日7世代まで自動バックアップ・復元無料
wpX Speedの自動バックアップは、毎日7世代まで保存してくれて、復元も無料です。
エックスサーバーをはじめ、復元は有料になるところが多いので、wpX Speedはかなりコスパが良いですね。
悪い評判
wpX Speedの悪い評判では、WordPressしかCMSが使えないこと・お試し期間がないことへの不満が多く見られました。
WordPress以外のCMSが使えない
wpX Speedでは、WordPress以外のCMSが使えません。
エックスサーバーなど他のレンタルサーバーでは、ネットショップ作成のEC-CUBEといった多様なCMSが利用できます。
WordPress以外も使いたい方には、wpX Speedは向いていませんね。
その分WordPressだけを使う場合は、ハイスペックなサーバーが安く使えるので大きなメリットがあります。
無料お試し期間がない
wpX Speedには無料お試し期間がありません。
気軽に体験できないのはデメリットですね。
そのため同じ規模のサイトを運営している方の口コミが重要になります。
口コミサイトやSNSだけでなく、実際に利用している知り合いにも当たって聞いてみると良いでしょう。
エックスサーバーの料金プラン一覧
ここではエックスサーバーの3つの料金プランをまとめました!
各プランの違いは、サーバーの容量だけです!
- X10:200GB
- X20:300GB
- X30:400GB
X10プランの200GBでも、他社サーバーの最高プラン並みの性能です。
円(税抜) | X10 | X20 | X30 | ||
初期費用 | 3,000 | 3,000 | 3,000 | ||
月額料金 | 1ヶ月 | 自動更新のみ | 1,000 | 2,000 | 4,000 |
3ヶ月 | 手動更新 | 1,200×3 | 2,400×3 | 4,800×3 | |
自動更新 | 1,000×3 | 2,000×3 | 4,000×3 | ||
6ヶ月 | 手動更新 | 1,100×6 | 2,200×6 | 4,400×6 | |
自動更新 | 1,000×6 | 2,000×6 | 4,000×6 | ||
12ヶ月 | 手動更新 | 1,000×12 | 2,200×12 | 4,000×12 | |
自動更新 | 1,000×12 | 2,000×12 | 4,000×12 | ||
24ヶ月 | 手動更新 | 950×24 | 1,900×24 | 3,800×24 | |
自動更新 | 950×24 | 1,900×24 | 3,800×24 | ||
36ヶ月 | 手動更新 | 900×36 | 1,800×36 | 3,600×36 | |
自動更新 | 900×36 | 1,800×36 | 3,600×36 |
エックスサーバーでは、X20・X30プラン限定で人気の独自ドメインが永久無料になる特典がついています!
対象になる独自ドメインは次の通りです。
- X20:.jp / .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click のいずれか
- X30:.jp / .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .co.jp / .or.jp / .ne.jp / .gr.jp のいずれか
X20・X30プランを利用するときは、ドメイン料金も考慮しておきましょう!
wpX Speedの料金プラン一覧
ここでは、wpX Speedの料金プランをまとめました!
円(税抜) | W1 | W2 | W3 | W4 | W5 | W6 | W7 | |
初期費用 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
月額料金 | 料金/1時間 | 2 | 4 | 8 | 16 | 42 | 70 | 112 |
上限 | 1,200 | 2,400 | 4,800 | 10,000 | 30,000 | 50,000 | 80,000 |
各プランの違いは、下記の表にまとめました!
W1 | W2 | W3 | W4 | W5 | W6 | W7 | |
容量 | 200GB | 300GB | 400GB | 500GB | 700GB | 1TB | 1TB |
メモリ | 2GB | 4GB | 8GB | 12GB | 24GB | 38GB | 56GB |
コア数 | 2 | 3 | 4 | 5 | 7 | 10 | 12 |
MySQL容量 | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | 6GB | 10GB |
転送量 | 2.5TB/月 | 3.0TB/月 | 3.5TB/月 | 4.0TB/月 | 4.5TB/月 | 5.0TB/月 | 5.5TB/月 |
上位プランになればなるほど、エックスサーバーよりも高機能になることがわかりますね!
通常のWebサイトであればW1プランで十分ですが、コンテンツや画像の量が多い場合、動的装飾が多い場合は上位プランの方がおすすめです。
ワードプレスで運営するならエックスサーバーが最強
通常のWebサイトを運営するなら、機能面・コスパ面ともにエックスサーバーが最強です。
一番安いX10プランでも、ほとんどのWebサイトなら問題なく運営できるスペックを備えています。
もし大規模サイトや大容量のサイトを運営する場合は、wpX Speedの上位プランもおすすめです。
wpX Speedの上位プランなら、エックスサーバーよりもスペックの高いサーバーが高速で使えます。
運営するサイトの規模に合わせて、レンタルサーバーを検討してくださいね!