嵐のコンサートチケットを転売したことで、25歳女性が逮捕されましたね。
今回の逮捕は「東京オリンピックでの高額チケット転売が行われないように、見せしめの意味もある」と一部の専門家は考えているそうです。
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目次
嵐のチケット転売で初の逮捕者。
逮捕された女性は香川県のブリーダー山中いづみ容疑者(25)で、古物商許可を取らずに副業としてチケット転売をくり返していました。
女性は約300枚のチケットを転売し、1000万円以上の売上げがあったとのこと。
売上げ自体は1000万円ですが、実際の利益は1年半で600万円〜700万円ほどだそうです。
今回の原因は札幌市で行われた嵐のコンサートチケットを定価の1.5倍以上で販売したことによる「古物営業法違反」です。
購入者である札幌市の女性から「チケットを高値で販売している人がいる」と通報があり、容疑者が他にも大量のチケットを転売していたことが判明し、逮捕に至りました。
嵐も参加する「チケット転売禁止運動」が始まった所だった
つい先日、「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」という広告が新聞に掲載されていました。
賛同者には今回問題になった嵐を始めとして、サザンオールスターズ・aiko・安室奈美恵・中嶋みゆき・DREAMS COME TRUE・きゃりーぱみゅぱみゅ・B'z・福山雅治・山崎まさよし・RADWIMPS・Mr.Childrenなど172組のアーティストが参加しています。
昔から転売業者によるチケット買い占めが常習化しており、本当のファンが入手できずに高値で購入しなければいけない状態が続いていました。
これに様々なアーティストが反対運動をしていた所での逮捕者ということもあり、今後はチケット転売による規制がより厳しくなることが予想されます。
東京オリンピックのチケット転売を防止するための見せしめか?
今回の逮捕は東京オリンピックで大量の高額チケットが転売されないように、見せしめの意味もあると専門家は考えています。
というのも、リオ五輪でもあまりに転売が多く、大量のチケットが8倍以上の値段で転売されていました。
それらの転売されたチケット約2000枚の入場券を無効にするという処分も下り、海外のニュースでも話題になっていました。
また、国際オリンピック委員会の理事がチケットを横流しして逮捕されるなどチケット転売の事件も非常に多くなっています。
これらの事例から心配されるのが2020年の東京オリンピック。
今は中国人もどんどん転売屋として参入してきているので、このままでは確実に国内外の大量の転売屋がチケット争奪戦に参加してくるでしょう。
一般の人が手に入るのは実質8倍以上になった高額のチケットだけになる可能性があります。
そうなればリオ五輪と同じく問題化は避けられないため、東京五輪までの見せしめとして転売による逮捕者をたくさん出すのではないかと考えられています。
転売対策もされてきているが、まだ不十分。
一部のコンサートではコンサートへ入場する際に顔認証システムを使っていますが、これも入場の待ち時間が非常に長くなるため、参加者からも不満の声が上がっています。
他にもヤフオクやチケキャンで転売することを禁止し、公式のトレードサイトを作成している事務所もありますね。
本来チケットが高額転売されている場合、チケット自体の値段を上げてしまえば問題ないのですが、そうなると経済的に余裕のない人がコンサートに来れなくなってしまいます。
また、継続的なファンの獲得が難しくなることから、価格を上げることができないそうです。
チケキャンのサービス停止に続いて、今後は逮捕者をどんどん出して転売を規制していくことが効果的な対策になるでしょう。
そもそもチケット転売は違法なのか?
利益を目的としてチケットを転売する場合は「古物商許可証」が必要です。
古物と言っても警視庁の発表する物品には商品券・航空券・収入印紙も含むと記載されているため、チケットを転売する際に古物商許可証がない人は「古物営業法違反」になってしまいます。
ただ、警視庁のQ&Aでも「営業性がなければ該当しないため、1回であれば該当しません」とあるので、今まではずっとグレーゾーンとなっていました。
どれほどの回数を持って逮捕に至るのかは分かりませんが、繰り返し転売をしている人は逮捕されるというのが今回で明白になりましたね。
ただ、「古物商許可証」さえ取れば転売屋は営業ができるため、抜本的な解決策にはならない可能性も高いです。
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